安楽死という名のもとで今年殺された動物の数約50万頭。
約1分につき1匹が殺されている事になります。
年々ゆるやかな減少傾向にはありますが、やはり膨大な数である事には変わりありません。
しかもこれは私達の税金で行われています。どうして、こんなに殺されるのか?
動物の愛護及び管理に関する法律第18条で、『都道府県又は政令で定める市は、犬又は猫の引き取りを
その所有者から求められたときは、これを引き取らなければならない』としています。
保健所は野良犬・野良猫がつかまる所と思っておられる方が多いのですが、
実際問題、全体の8割は飼い主による持ち込みです。
その理由は動物の命の代償としてはあまりにとるに足らないものばかりです。
野良犬は狂犬病予防法に基づき、捕獲されますが、野良猫の場合は捕獲する法的根拠はありませんので、
子猫や負傷猫を除いては、ほぼ飼い主からの持ち込みです。(処分数の9割が子猫)
殺処分は病気・交通事故・老衰より何よりも一番多いペットの死因というわけです。
動物達は保護されてから、早ければ即日、遅くても一週間で殺されるのが常です。
規定の保護期間が過ぎればあきらかに飼い犬であっても迷わず処分されます。
飼い主を探す事なんてありません。
処分方法としては、動物の苦痛を考えるよりも、コストが安い、一度に大量処分ができる、
職員の安全性という理由から二酸化炭素を注入する事による窒息死のところがほとんどです。
犬はケージに入れられ、猫は袋に入れられます。
作動時間は犬が10分、猫は15分との事ですが、子猫であったり、体力のある犬では
なかなか死なない事もあり、作動時間が延び、ひどく苦しい思いをさせます。
一酸化炭素の方が動物の苦痛を少なく殺せるのに…
もちろん、事前にエサに睡眠薬を入れるなどの処置もありません。
最終的に、他の動物の影に隠れ生延びる子もなかにはいるようですが、
そのまま焼却炉に入れられるそうです。
殺処分はいわば流れ作業、ごみ処理と何ら変わりはないのが現状です。…これが安楽死ですか?
もしもやむを得ない事情であなたのペットに安楽死という最後を選択するのであれば、
ご自分の目の前で、最後まで見届けてください。
それが、今まで一緒に暮らしてきた動物達への最後の愛情・敬意だと思います。