断尾・断耳って?

コーギーやヨーキー、プードルにドーベルマン…
もともとしっぽが無い、あるいは短いわけではありません。
これは断尾といって、尻尾を切断しているためです。

断尾・断耳のはじまりとして、昔は猟をする時に尻尾が邪魔になる、
尻尾や耳を噛まれる事による出血多量による死亡を防ぐため、
税金を避けるため、狂犬病の予防になると信じられていた…など、色々な説があります。

しかし、それらは現在、必要のないものばかりです。
では、なぜ今もなお行われているのか?
いわゆる外観を整えるという意味で、ヒトでいう美容整形のようなもので、
これを推奨しているのが、JKCの犬のスタンダード基準です。
これにより、仔犬を購入する人間が、犬種によっては断尾・断耳した状態で
当たり前と思ってしまっている事が大きな要因になっています。

ヨーロッパ諸国やオーストラリア等では、犬が単に人間の好みで尾や耳を切る行為をなくそうとしています。
こういった諸国では、断尾、断耳を獣医師が行うと、免許取り消し等の処分があります。

断耳は一般的に耳を立たせる為に 生後2〜3ヶ月頃、全身麻酔で耳の軟骨の一部を外科的に切断します。
耳たぶは毛細血管が密集しているので、多量の出血を伴います。
また感覚神経が発達しているので、麻酔が切れると、激しい痛みがおそいます。

断尾は生後1〜3日に無麻酔の状態で行われます。(新生児には麻酔が危険なため)
獣医師は外科的処置によるが、ブリーダーはゴムバンドを尾に巻いて切る方法を用いる事が多い。
子犬のうちは神経が未発達なので痛みはほとんどないとよくいわれていますが、
実際、獣医師の8割が激しい痛みがあると認識しています。
尾を消毒し、一気にメスで尾を切断します。
出血するので電気止血器で患部を焼灼したり、あるいは手術用の糸で縫合します。
麻酔や鎮静薬は使用しないので、切った瞬間、仔犬は大声で悲鳴を上げ、もがき苦しみます。
手術中も悲鳴をあげ続け、手術後15分くらい鳴きつづけるそうです。


断耳・断尾する犬種例
犬種断尾断耳
ヨーキー
プードル
フォックステリア
ボクサー
コッカ−スパニエル
ジャーマンポインター
シュナウザー
グレートデン
Eスプリンガー
エアデ−ルテリア
Mピンシャー
フ゛ービエデフランダース
Wコーギーペンプロ−ク
ワイマラナー
ドーベルマン
ジャックラッセルテリア
キャバリア
ロットワイラー
など…
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