●猫三種混合ワクチン●

2000年に、猫三種混合ワクチンが変わりました。
ここでは名前はあげませんが、16年間、比較的副作用が少なく
安全性が高いとされて、広く使用されてきたワクチンが、
新しいワクチンの販売に伴い、動物病院で扱われないように なっています。

原因としては、以前のワクチンは抗体価を得てはいるものの、
少数の個体に対して抗体価が上がらない(免疫がつきにくい)
とのデータがあった事と、白血病、猫エイズの猫が増え、
免疫が弱まった猫など、ワクチン接種によりカリシウイルスに
感染する猫が出てきたという事から、抗体価が高く感染の危険性
の無いワクチンの研究が進められました。

確実な抗体価と安全性を重要視して開発されたワクチンは、
理論の上では優れた効力と安全性が期待されるものの、
発熱症状を始め深刻な副作用・アレルギーなど重篤な症状が
出る猫が増えているそうです。
(もちろん個体差がありますので、一概に悪いと
いいきれるものではありません)

もちろん、ワクチンを打たなければ感染症による死亡率・罹病率も
圧倒的に高くなるのも事実ですから、ただ打たないのでは心配です。
日本では、1年に1回ワクチンを接種するのが当然になって
いますが、アメリカでは個体に応じてのワクチンプログラムを
決めているそうで、なかには一生に一度の子もいるそうです。
一度打てば5年間は抗体を持つという説もあります。よかれと思って
している事がかえってよくない結果になるのであれば、考えものですし、
特にワクチンアレルギーは、1度目は平気でも、2度目以降からが危険になります。

なかなかアメリカのようにはいきませんが、抗体検査をする事で、
ワクチンを打つべきかどうかを判断できますので、
獣医さんとよく相談されるのが一番だと思います。


●白血病ワクチン●

白血病はとても怖い病気です。予防できるなら予防しておきたい
と考えるのは当然の事だと思います。
でも、ちょっと待ってください!
白血病ワクチンを打つ前には、白血病(Felv)検査が必要です。
もし、既に白血病にかかっているのにワクチン接種をするのは
とても危険です。では、検査をしてから打とう……
ちょっと待ってください!

白血病(Felv)検査は血液を採り抗原(ウイルス)の検出をするもの
ですが、白血病ウイルスは、骨髄や細胞内に潜む性質があるので、
血液検査をしても抗原が血液中に出ないで、陰性の結果が出ることがあります。
陰性が出たから安心、ではないのです。

他にも、アメリカの文献の中で、白血病ワクチンにより悪性の腫瘍が
出来たという報告もあり、日本でも白血病ワクチンによる腫瘤の報告が多々あるそうです。
(白血病は血液の癌です。これを予防するワクチンには癌細胞の抗原株が含まれています。
アメリカではワクチン接種により腫瘍(癌)が出来た猫が居るとの報告が挙がっています。)
安全性がハッキリするまではなるべく使いたくないと考えて
おられる獣医はかなりいるようですが、中には認めたがらない方も
おられます。そのため、十分な説明のないまま、検査→接種と、
義務のように行っておられる飼い主さんもいるのではないでしょうか?
最近では5種混合ワクチンの中にも白血病ワクチンが入っています。
ここでもインフォームドコンセントの必要性が問われています。
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